5番
- mitsukeshisui
- 6月7日
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楽団員のSHさんとベートーベンの7番の話をしたことから昔を思い出して話題にしました。 私がよくできているなあと思う交響曲の1オシは、なんてベタと思うかもしれませんがベートーベンの5番の交響曲です。理由は書くと長くなるので省略です。オケにはまっているころは、なんとなく恥ずかしていえませんでしたが、やっぱ5番だなあと思うのです。
オケの演奏会に頻繁にでかけることはできませんし、5番がプログラムになることも多くありませんから、録音に頼ることが多いです。5番は何百という録音がありますが、私は、ブルーノ・ワルターがステレオ録音が始まった頃に残してくれた5番が一番のお気に入りです。5番の録音(LPレコード)は20種くらいはもっていると思いますが、今風にいえば、この一枚以外はメルカリに出して構わないです。ワルターはウィーンやドイツで活躍した人ですが、ナチスのユダヤ人迫害によりアメリカに渡り、そこで活動するようになりました。ステレオ録音が始まった頃、ジョン・マックルーアという録音エンジニアがワルターの音楽をステレオ録音で残したいと、録音用スタジオオーケストラを組織し、積極的に録音を残しました。オーケストラはニューヨークフィルメンバーやワルターを慕うメンバーと読んだりした覚えがあります。 YouTubeのおかげでその録音を聞くこともできます。
このリハーサルを聞くこともできます。YouTubeすごいですねー
7番のリハーサル録音もありました。これはSHさんのために 途中で、「私は世界中のオケを指揮していますが、この8分の6拍子で必ず何人かが8分の4拍子になるんです、世界的な病気ですよ。」なんてお茶目ですね。ワルターさんの録音はどれも旋律や伴奏や対旋律がわかりやすく活き活きしている印象をもっています。ワルターさんが歌いたい形をオケで奏でているのかなと私は理解しています。
PS
5番ですが、Tpな私的には、1stTpはG4~G5くらいでTpが気持ちよく鳴る音域で好きなのですが、2ndTpが地獄です。1楽章などほぼ最低音のG3でタタタタンがいやというほど出てきます。私などG3はぶよぶよの音でしか吹けません。でも上の録音ではTpのG3がババババンと聞こえてきます。プロといえばそれまでですがすごいですねえ。 あとは5番でのファゴットの謎、ホルンを当てることも多いです

私がもっているワルター5番のレコード。YouTubeの表紙はソニー傘下になったあとのもののようですが、こちらはアメリカ コロンビアのオデッセイレーベル時代のものです。

自分の好みが定まらないときは、ネット情報ならぬレコード情報などで興味を煽られたりして(今のネット状況と同じですね)買ってみたり。それもレーベル大元の盤を取り寄せるマニアぶり。下はその中の一つ、歴史的記録価値はあるかと。フルトベングラー&ベルリンフィルの大戦中1943年の録音と、戦後の1947年の録音。1943年のほうは、イギリス ユニコーンレーベル、1947年のほうは、ドイツ グラモフォンのヘリオドール レーベルです。 1943年といえば、ドイツはロシアとの戦いに敗れ、戦争全体も敗色濃厚、イタリアが降伏、日本はガダルカナル島やアッツ島が全滅、そんな背景です。このさなかに録音!?。ドイツの音楽資産はその後ロシアに接収され、その後イギリスへという流れのこのレコードです。今でいえばネット情報というか、音楽誌情報で買ったものです。買ってはみたものの自分のストライクゾーンでなく「なんだ、思ったほどでも」というのも今と同じです。この時代はまだモノラル録音です。

下はステレオ録音の新しい録音が欲しくて買ったもの。1970年頃の録音のカール・ベーム&ウィーンPO。指揮者もオケも録音も、5番の定番、最初の1枚としてお勧めできると思いう録音です。ドイツ グラモフォン レーベルの録音です。たぶん今でもCDで買えるのではないかと。

私はワルターに耳が慣れてしまった後は5番の録音の新しいものは買っていません。今はネットで(ベルリンフィルなどは演奏会と同じ購入ですが)演奏会も聞けますし。

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