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中学校合同演奏会

執筆者の写真: mitsukeshisui
mitsukeshisui
8月25日
読了時間: 5分

8月24日、見附市四中学校吹奏楽部 合同演奏会にいってきました。中学校の吹奏楽部は一月から地域クラブへ移行ということで、これまでの形での合同演奏会は今年が最後となります。

各中学校のみなさん、ぱりっぱりっに輝いていて、楽しい演奏会でした。月曜の午後ということで、きっと子供の部活「おしかつ」しているはずの保護者のみなさんも、仕事で来られないんだろうなあという客席でした。私のような、おじちゃん、おばあちゃん世代は見受けました。孫はかわいいでしょう。そんな身内だけでなく、一般のみなさんにも楽しんでいただける演奏会でした。きっと10才は若返る元気パワーがもらえたでしょう。そういうところは、私のような大人が催す演奏会で音楽的には少々整っていても、こういうすがすがしさを伝えることはかないません。多くの人に紹介したい演奏会と思いました。


吹奏楽部活動が地域移行ということですが、吹奏楽は学校から離れるとなかなかハードルの高い活動です。

①大人数で音を出す活動なので、広くて遮音性のよい練習場所の確保が必要

②楽器は高額なので、楽器購入にかかる保護者などの経済的負担

③通常個人購入のない打楽器や大型楽器の確保の難しさ

④個人用でない楽器、大型楽器の練習場等への保管場所確保の難しさ


これらに加えて何種類も楽器があるのでコーチ確保の難しさもあります。私自身、自分が吹いているトランペットであれば、日常吹いていたり、若い時にレッスンについていたり、最近の情勢もある程度つかんでいるので初心者・初級者レベルならコーチできます。しかし、同じ金管楽器でも他の楽器のことは殆どコーチできるレベルにありません。まして、木管楽器、打楽器となれば別の世界といった感じです。それぞれの楽器のコーチは必要です。

コーチが必要な理由は、初心者・初級者に「標準の音」「標準の奏法」を伝えることが大切だからです。楽器は自己流でも音が出たり演奏できたりするようになりますが、上達の頭打ちがきたり、コンクールなどに求められる標準的な音や奏法と違う場合もでます。ある程度音が出たる演奏できたりすると嬉しいですから、一度自己流の標準的でない癖がつくと修正には努力と時間が必要になります。ですから、初心者・初級者には自己流でなく標準的な音や奏法を身近に置いてあげたいです。それがコーチが必要な最大の理由です。

コーチが必要なもう一つの理由は楽器メンテナンスです。金管楽器は発音が殆ど自分の口周辺ですが、木管のリード楽器はリードメンテナンスが音色の重要ですが初心者はわかりません。また木管楽器は細かい部品が多くキーやタンポンのメンテナンスも必要ですが初心者はわかりません。自分でリードメンテナンスや簡単な楽器メンテナンスができるようになるためにもコーチは必要です。打楽器は種類が多く、自分でメンテナンスできるようになるまでやはりコーチのメンテナンスが必要です。よく使う小太鼓、大太鼓もチューニングされていない状態では、どう叩いても訛った音しかでてきません。

資金に余裕のある吹奏楽部では、楽器コーチをつけているところもあります。人数が多くコンクールで全国区のような大学バンドでは、部費からコーチ代を充てプロの演奏家をコーチにつけることも普通です。また、都市部では、ピアノを習うように管楽器の楽器教室も普通ですから中学生も習おうと思えば習えます。私が大学生の頃、レッスンを受けているとき、私は中級レベルでしたが、同じ時間帯に来る中学生が中級から上級に入るあたりのレッスンを受けていて、ああスタートが自分と違うなあとしょっぱく感じた思い出があります。コンクール的には地方と都市部の格差を出るんじゃないかと思います。

ここまで書くと地域格差は諦める?みたな話になりますが、時間はかかりそうですが解決策はあります。それは「よい伝統の継承」です。例えば、中学校3年間でも、3年生が「標準」に仕上がっていれば、いつも隣にいる下級生はそれを手本にできます。メンテナンスも学べます。中学3年といえば、いろいろな活動で下手な大人以上のスキルになるものです。スポーツの陸上、水泳、野球、サッカー、、、でも。文化活動の書道、数学オリンピック、、、。あ、もろ音楽のピアノでも。部活中学3年レベルは、一般の大人レベルはかるく超えます。実は吹奏楽も同じにできるのですが、これがうまくいっていないようです。昭和の頃、私の通った私立学校の高等部は毎年吹奏楽コンクール全国区常連でした。そこでは3年生になるとどの子も高い楽器スキルをもつようになっていましたが、1年入学当時はよくある高校1年生スキルでした。これを3年がびしばし鍛えていましたし、大人レベルの3年生の音がすぐ隣にありますから1年生には毎日リアルな手本がそばある環境です。上手くならないわけがありません。そこにOBの音大生がたまにコーチにやってきたりします。この3年サイクルの最初の3年(3年サイクルを作るにはそれ以上かかるでしょうが)を見附で作れたらいいなあと思います。最初はものすごい初期投資は必要で、それを回す人材も必要です。

私的には、アメリカの中学校音楽のように、合唱、オーケストラ、バンドから選択というように中学校音楽教育システムが変わるほうがよかったと思います。ただ、その場合、学校の音楽授業範囲からコンクールという文化はありませんので、コンクール活動したい場合は別の組織活動を工夫する必要は同じにでると思います。


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