top of page
検索
  • 執筆者の写真mitsukeshisui

キムバリー序曲

更新日:6月29日

演奏会でとりあげた「吹奏楽のための民話」、素直ないい曲だと思います。技術的に易しいので(今風に言えばグレードが易しい)スクールバンドでよく演奏される曲ですが、大人が演奏すれば、余裕をもって歌やハモりができて大人らしさを出せると思います。

そのような曲を独断で少し紹介したいと思います。まずは、ジャレッド・スピアーズのキムバリー序曲(1969)。何度か演奏していますが、なんだか好きな曲です。たぶんアメリカのスクールバンドをイメージして作曲されていると思います。「バンドのための民話」もそうですが、こうした曲は、オーボエ、バスーン、サクソフォーンなどがソロやソリで一節奏でるといった場面が少ない(無い)です。サクソフォーンがホルンと似た音形の楽譜になっていたり、オーボエがフルート、クラリネットと似た音形の楽譜になっていたりします。サクソフォーンの使い方が現代風でないのはサクソフォーンの魅力がよく理解されていない時代背景もあるかもしれません。オーボエはソロを担当するのが得意な楽器なので、これをいっしょにしたらオーボエにかわいそうとも言えますが、スクールバンドではなかなかいかしきれないという事情もあるかもしれません。この辺の楽器を活躍させてくれるのは、アルフレッド・リードさんが思い浮かびます。オーボエやバスーンをうまく使ってくれなかったら、オーボエやバスーンはオーケストラのほうが楽しいってなっちゃいますから。

というわけで、キムバリー序曲です。サクソフォーン、オーボエ、バスーンな方には、目立ちどころがなくてつまらないかもですが、好きな曲です。


紹介音源は2004年の私の関係のOBミーティングから。各地から集まって、午前リハ、午後演奏というものですので何回も練習した演奏ではありません。コンクール演奏とは究極の反対方向です。楽器経験者がちょろっと集まって一発演奏を楽しむというものです。打楽器にいたってはその日だけのリースです。

閲覧数:25回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


bottom of page