B♭の楽器とB♭の音階
- mitsukeshisui
- 5 日前
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更新日:4 日前

吹奏楽で使う楽器は、B♭の調子(B♭管)のものが多いです。 クラリネット、バス・クラリネット、テナー・サクソフォン、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバなど
そのせいか、チューニングに使う音もB♭なことが多いですし、基礎合奏などではB♭を用いることが多いです。
ところが、初心者の合奏や、楽器を吹く時間の十分とれない環境の人の合奏でB♭音階の多用は弊害も生むと考えています。管楽器がその楽器らしい音色を出すのは楽器の音域の中間部になるからです。およそ2オクターブの有効音域の管楽器、B♭音階はその下の部分になるか上の部分になるからです。常に2オクターブのB♭音階を基礎合奏していればよいのですが、管楽器、金管楽器は特に、上1オクターブのB♭音域の獲得が初心者には難しく、初期の段階から2オクターブの基礎合奏は無理なことが多いです。それでB♭音階の楽器としては下の1オクターブを使うことが多くなります。楽器らしい音色が出始めたところでB♭音階が終わり、日々その繰り返しとなると、初心者の場合、そこで満足、終わってしまう懸念がでます。金管楽器では、高音域(実は中音域)の苦手意識を生んでいく懸念もでます。
ですから、B♭基礎合奏の多用は避けたほうがよいと考えます。B♭楽器の音色のよい部分を使うことになる、E♭やFの音階をメインに据えるとよいでしょう。基礎合奏教本の「TIPPS」は、ここをとらえた編集になっています。チューニング(というよりは、ユニゾン、ハーモニー感覚の育成練習ですが)後の、メニューはE♭から始まっています。「TIPPS」はアメリカの中学校の音楽(合唱、吹奏楽、管弦楽など複数のコースから選択で3年間)で吹奏楽を選択したコース向けの合奏教本だったと思います。楽器初めての人向けの合奏教本です。そこでE♭から始まるという意味の深さを知る必要があります(E♭確保して初心者終了初級者入り、そして中級、上級、エキスパートへと楽器沼に)。初心者(特に金管の)にE♭音階?と感じる指導者は、金管楽器発音指導の最初の一歩の踏み出しを誤っているかもしれません。発音できるようになってきている初心者は、E♭やFの音階を習熟し、発音慣れするとよいと思います。
わたくしごと、、、私の特性だと思うのですが、真ん中のEbの発音が苦手です(というか緊張します)。1つ(2度)上のFや1つ下のDはそんな苦手意識ないのですが。1番ピストンを押した状態の抵抗のせいなのか?鳴りも開放のDやFと違うのでなんとなくすっきりせずという苦手意識があります。近くの倍音が出始めるGの発音の緊張感(上や下に外さずにきちんと真ん中に)と似たような。高い音は上から目線で向かい、低い音は下から目線で向かうというTpの教えがありますがE♭の場合、目線じゃなくほんとに上に外してヒャオンとか入ってしまったり、鬼門です。



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