演奏会の曲目に、グリエール作曲のバレエ音楽「青銅の騎士」の抜粋を吹奏楽に編曲したものを取り上げています。
レインゴルト・グリエール(1875-1956)は、現ウクライナ出身の作曲家。
「青銅の騎士」は、アレキサンドル・プーシキン(1799-1837)が1833年に書いた長編叙事詩「青銅の騎士」を元にバレエ音楽としたものです。
物語のあらすじは、ボタンのリンクを参照してください。
ロシア語はまったく知識がありませんが、"青銅の騎士"は、英語では"The Bronze Hoseman"と訳されています。"Knight"とはなっていません。日本語だと"騎手"と"騎士"という言葉がありますが、"Knight"という言葉がある英語で"Hoseman"と訳されているのはどういう理由なのか知りたいです。あえてそうなら日本語でも"青銅の騎手"とか"青銅の馬乗り"でよさそうな。
2016年のロシアのマリインスキー劇場での公演
こちらは、組曲のように収録されたもの。今はすごい世の中でYouTubeでいろいろできます。 ドミトリー・リス指揮 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 1944年の録音とか、1944年というと大戦終盤期、まだドイツも降伏していない時期です。
ここのURLから後半の録音を聞くことができますので、URLリンクのみしるします。
もう一つは、エドワード・ダウンズ指揮のイギリスのBBC管弦楽団のもので、1995年のリリースです。YouTubeには今年アップロードされたようです。私は現代的に洗練されたこちらの録音が好みです。
これは13分割されてアップロードされていますが、最初のデータから順次再生されます。部分的に聞きたい場合は、YouTubeを開いてツールバーなどからどうぞ。
今回の演奏会では、これを吹奏楽にアレンジしたものをとりあげるわけですが、組曲のいくつかを抜粋するというだけでなく、抜粋した各曲も省略された編曲になっています。だいぶ原曲と趣は違います。ですから、これが吹奏楽で演奏されることがよくあるというのが不思議な気もします。
最後に今回演奏する編曲は以下ののような編曲のものとなります。
さて、私たちはどのような表現になりますでしょうか。演奏会でお会いしましょう。
(KITA)
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