コンクール予選会
- mitsukeshisui
- 7月20日
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更新日:7月23日
7月18-19日、中学校小編成の部のコンクール予選会に、かかわりのある学校の同行などで行ってきました。見附市吹のメンバーや、知り合いの方も役員で協力されていました。お疲れさまでした。
近年の情勢から、部活ガイドラインなど、活動日数や活動時間の制限が大きくなっています。活動が学校から離れ、地域クラブとなっているところが多くなってきました。私個人の感想としては、この状況でコンクール(他と競う)は厳しいだろうと感じます。もちろん、生徒さんは精いっぱいのパフォーマンスをしています。この状況は、新潟県だけのことなのか全国的なことなのかは解りません。
コンクール小編成の部は課題曲がありませんが、私は中学校の小編成の部こそ課題曲を設定すればよいのにと思います。中学校は楽器を始めたばかりの初心者や初級者が殆どです。それぞれの楽器スキルは未熟なことが多いです。長い時間かけ取り組むであろうコンクール曲ですから、その曲を目標とすることによって、楽器初心者が楽器演奏の基礎力を身につけ、自ら歌うことを考えたり(表現)、基本的なハーモニー感覚を身につけたりできる曲であれば、練習努力がその後の音楽活動に活きていくでしょう。
ところがコンクールの賞狙いを優先しているのか、あきらかに生徒のスキル以上の曲に取り組む様子も気づきます。自分の楽器スキル以上の曲に苦労する生徒もみかけます。発音体がなく自身の唇を発音体とする金管楽器は、発音のコツをつかむ→それを安定発音する→音域を広げる→音質向上、とスキルアップする必要があります。木管リード楽器は発音のコツつかみと音域拡張が金管よりつかみやすいです。ピアノでいったら1オクターブの音を、ピアノのように音出しできるようになるまでに相当な練習時間の必要な管楽器です。コンクールのためにがんばったあげく辛くなって楽器をやめてしまうとか、向上心が萎えてしまうとかになったら、その活動は害でしかないと考えます。
ですから、初心者・初級者クラスにこそ、課題曲として適切な曲を設定すればよいのにと思うのです。易しい曲を設定すると、差がなくなり審査しずらい?と考える人もあるかもしれません。しかし、それは相当にスキルの高いところでの話と思います。聞きやすくて人気のモーツァルトのピアノ協奏曲の名曲がコンクール曲として選ばれないの理由が、そのレベルの人にとって易しくて勝負曲にはならないらしいですが、そのような心配はここでは必要ないでしょう。ジュニア世代が、楽しく活動できて、楽器や合奏の基礎が学べて、上手くなりたいと向上心に働きかけたりもする、初心者・初級者向け課題曲を設定したいです。
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地域クラブ。地域クラブ化するということは、イギリスのブラスバンドの状況と似ています。イギリスのブラスバンドでは、メインバンドとジュニアバンドをもつところが普通にあります。私がイギリスでいっしょに吹かせてもらうバンドでは、週2日の練習日のうちの1日はジュニア練習日で大人はジュニアのコーチをします。ジュニアバンドのメンバー、週1日でこんなに上手くなるの?と驚いたのですが、そこはイギリスの学校教育(音楽)システムの日本との違いがあります。学校の音楽の時間に自分の楽器のレッスンを受けられたりします。日本の学校の音楽の時間のように一斉に集まって歌ったり聞いたり、ときに合奏したりという景色はありません。自分で学習する音楽形式を選べます。日本より早い下校で下校後習い事として楽器を習うこともできます。
音楽の時間に個々に対応という状況は、今の日本の学校では限りなく無理に近いです。習い事としては、それぞれの楽器がピアノように身近に教室がありません。これは限りなく都市部に優位性があります。
音楽の時間。吹奏楽の盛んなアメリカでは教育システムが吹奏楽と結びついています。中学校では、合唱、吹奏楽、オーケストラ(規模が大きいところはさらにジャズバンド、ゴスペルなども)から選択して、音楽の時間はそれぞれの専用教室に向かいます。これは結構合理的です。アメリカも比較的新しい国で、ヨーロッパからの流れの人が多いと思われますが、イギリスのようなシステムは難しかったろうと想像します。源流はヨーロッパですから、合唱(讃美歌)、吹奏楽(軍楽隊)、オーケストラから選択とすればよいかとなったかもしれません。そこへジャズなどの新しい流れが加わり。 日本の音楽教育は、学制施行のときに唱歌と奏楽でスタートしてから今に至っています。この時に西洋音楽形式での音楽がスタートとしたわけです。唱歌と奏楽でスタートしたのですが、貧乏日本、楽器を各校に揃える余裕はなかったか、西洋物が入ってきたばかりでそんな文化もなかったか、唱歌メインで、奏楽はハーモニカやリコーダー1つ(笑)、日本人大好きな一斉授業しやすく、、、で幕の内弁当よろしく、すべてのジャンルの音楽をとりまぜて、、、と今の音楽の時間になっている気がします。唱歌と奏楽を選択という発想をしていれば、アメリカ的な音楽教育になり、西洋音楽の浸透とともに、唱歌に合唱(日本は斉唱(ユニゾン)ばかりで合唱(ハーモニー)の文化が無いといってよいでしょう)が入っていったり、奏楽が吹奏楽、オーケストラに分かれていったかもしれません。
私の提案。今では日本的な旋律も五線紙に書かれ世界標準な楽器で演奏されることが殆どです。いろいろな音楽ジャンルをちょこっと舐めるだけの今の音楽の時間を変える時期かと思います。私は、合唱、吹奏楽、ダンス・民謡・ポップミュージック・伝統音楽の3つから選択なんてシステムを考えます。規模大きくなったらダンス・民謡・ポップミュージック・伝統音楽はまた分けたり。


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